「・・・・・もう、やめないか?」


 弱々しい口調。

 負け犬の細々とした声。

 男のプライドを捨て、ようやく口にした言葉に、千鶴はきょとんとした表情を浮かべた。


「え? やめるって、この試合を?」

「・・・・・・うん」

「なんで? だって、まだ4回だよ?」


 そうなのだ。

 まだ、4回なのだ。

 それなのに34点差。

 女子たちの攻撃はまだまだ続き、点がとられ続けていく。

 すでにエースは完全に潰され、後続のピッチャーだってどうにかなるものではない。

 千鶴からは一点もとれないことは確実。

 それどころか、一本のヒットを打てるかどうかも怪しい。


「もう、無理だよ」

「え?」

「わかってるでしょ? もう、僕たちじゃ勝てないよ!」


 大きな声をあげる町田。

 千鶴はきょとんとした表情を継続したままだ。

 ざわざわと騒ぎだす周囲。

 どうしたのかと、ベンチの女子ソフト部員たちが、ぞろぞろとホームベースに集まってきた。

 長身の美しい女性たちが、町田のことを取り囲む。

 周囲を壁で囲まれた。

 そう感じるほどの威圧感だった。

 長身の少女たちは町田のことを取り囲み、くすくす笑いをしながら彼のことを見下ろしている。

 少し視線をあげれば、そこには少女たちの長い脚がある。

 彼女たちがその気になったら、自分は即座に踏み潰されてしまうだろう。

 町田は年下である彼女たちに対して、恐怖を感じた。


「どうしたんですか、千鶴先輩」


 ひときわ身長の高い少女、井上彩華が言った。

 千鶴が返答する。


「うん。なんか、もうやめたいらしいんだよね」

「え? でもまだ4回ですよね」

「そうなんだよねー。まだまだ目標には届いていないしね」


 おどけたように言った千鶴に、周囲の少女たちは、くすくす笑いをもって答えた。

 目標?

 つぶやいた町田に、千鶴が言った。


「そうだよ。100点とるのが目標だったの。まだ34点だもんね」

「ひゃ、ひゃ・・・・・・・」


 100点。

 そんなものは野球のスコアではない。

 バスケットボールだってめったにない。

 それを、遊びみたいに彼女たちは実行しようというのか。


「まあいっか」


 千鶴が言った。


「でも、わかってるよね。この試合で負けたほうは、グランドの使用権を相手に譲るんだからね?」


 町田は答えられない。

 情けなくうつむく彼を見下ろし、千鶴は満足そうに笑った。

 その顔には、いつものニコニコと天真爛漫な笑顔があった。

 しかし、口からでる言葉は残酷そのものだ。


「じゃあ、土下座して頼んでくれれば、もう試合はやめにしてもいいよ」


 町田を見下ろしながらの言葉。

 仁王立ちで、手を腰にやりながら、高圧的に言う。

 今までの教育で、千鶴に絶対に逆らえないと体に覚え込まされている町田でさえ、その命令は信じられなかった。

 男が少女たちの前で土下座する。

 ましてや、周囲には観客だっているのだ。

 そんな中で、同級生や下級生の女子に対して、土下座するなんて、


「イヤならいいんだよ。9回までちゃんとやるから。100点とれたら、そのときはコールド勝ちってことにしてあげてもいいけどさ」


 この分じゃ5回くらいにコールドになっちゃうだろうね、と千鶴がさも当然そうに言う。
 周囲の少女たちが、男どもをバカにしたように笑った。


「どうするの? 土下座するの? それとも試合を続ける?」


 わたしたちは、どっちでもいいよ

 千鶴たち女子ソフト部員は、町田を取り囲んだまま返答を待つ。

 見下ろされ、圧倒されている町田に選択肢はなかった。


「う、ううう」


 うめき声。

 わずかに残ったプライドさえ、威圧的に周囲に立っている少女たちを前にしては従わざるをえなかった。

 町田は、うなだれるようにして頭を下げた。

 額を土につけ、泣き崩れるように土下座をした。

 長身の少女たちは、それを見下ろして吹き出すように爆発した。


「あはは、ほんとに土下座したー!」

「すごい。土下座なんて初めて見た」

「うわー。恥ずかしくないのかな」


 吹き出す者。

 蔑みの視線を町田に向ける者。

 少女特有の残酷さが、屈辱に体をふるわせたまま土下座をする町田にむけられる。

 町田は顔をあげられないでいた。

 顔をあげれば、そこには地獄がまっている。

 美しい少女たちが、自分のことをまるで虫けらみたいに見下ろしている現実。

 それを受け入れたくないがために、町田は頭を下げ、千鶴の足下で土下座をしたままだった。


「ふふ、よくできたね、町田くん」


 千鶴がうれしそうに言う。

 だけどさあ、と彼女は、さらなる屈辱を与えようと口を開いた。


「町田くんだけ土下座しても仕方ないよね。野球部員全員の誠意がないとさ」


 千鶴の意図を察した女子部員たちが、肉食獣のような笑みを浮かべた。

 そうだよねー、やっぱりほかの人も必要だよねー。

 と、長身の少女たちはクスクス笑いながら話し合っている。


「ふふ、みんな。ほかの野球部員をあつめてきてくれるかな」


 千鶴のお願いに、少女たちはすぐさま賛同した。

 遠足前のテンション高めの陽気さで、彼女たちはダイヤモンドに散っている男たちのほうへ足を進めた。

 意気消沈し、女子ソフト部員に対してなんの抗議活動もできなかった男子野球部員。

 グランドでぼうっと立っている彼らを連行するため、少女たちはどこまでも残酷になれた。

 もう抵抗する気も失せた者は、年下の女子部員に手を引かれて、ひきずられるようにしてホームベース上に連れてこられた。

 抵抗しても無駄で、怪力の彼女たちは男たちを羽交い締めにして無理矢理連行を試みる。

 井上彩華にいたっては、最初から男を虐めることしか考えていなかった。

 彼女はいきなりセカンドの男の頬をビンタし、倒れこんだ彼を踏みつけにした。

 散々いたぶったあと、抵抗がなくなったところで、男をひきずってホームベースに歩いていく。

 外野では、全速力で逃げていく野球部員がいる。

 彼は部内一の俊足である。

 しかし、女子ソフト部員が、すぐさま彼においついた。

 まったく相手になっていなかった。

 足の早さにおいても、女の子たちのほうが圧倒しているのだ。

 あっという間に、ホームベース付近に野球部員が集められる。

 全員正座。

 それを女子ソフト部員は、立ったまま見下ろした。

 長身の女性たちが、矮小な男たちを見下ろす図。

 少女たちの顔には笑みがあり、獰猛な狩人の視線で男たちをみつめる。

 男たちはうなだれて、地面に正座したままだった。


「土下座」


 千鶴が端的に命令した。

 どこか、町田に対するときとは違って、冷然とした様子がある。

 天真爛漫さは消え、女王様風の高圧的な態度だけが残っていた。


「土下座しなさい」


 ビクンッ。

 命令に体をふるわせる男たち。

 千鶴の命令はそれほどまでに圧倒的だった。

 抵抗する気をおこさせない意志に満ちた声。

 反抗すればどうなるかは、さきほどの強制連行で身にしみてわかっていた。

 ボコボコにされてしまうだろう。

 逃げても無駄だ。すぐに追いつかれてしまう。

 男たちは体を震わせ、うなだれたままだった。


「聞こえなかったのかな? 土下座しろって言ってるんだけど」


 腕を組み、男どもを見下ろしながら千鶴が続ける。


「なんなら、続きをしてもいいんだよ。わたしたちは、100点とるまで、徹底的に遊んでもいいのに、ここでやめてあげるんだからさ、誠意をもってお願いしなよ」


 少女たちのくすくす笑いが響く。

 この状況を心底楽しんでいる様子。

 レクリエーションを楽しむ陽気さが、彼女たちからは感じられた。

 男たちに残された道はなかった。

 まず、町田が最初に土下座をした。

 それをかわきりに、男たちが屈辱的に頭をたれた。

 地面に額をつけ、少女たちの前で土下座をする。

 どっと、女子部員から爆笑があがった。

 すごいすごい! と、見せ物にむけ歓声をあげる。

 腹をかかえて笑いこげる者。

 指をさして笑う者。

 軽蔑した視線で見下ろす者。

 笑いをこらえて口をおさえる者。

 女子ソフト部員は、男たちの土下座姿を見下ろし、楽しそうに笑っていた。


(うわ、なんか体がぽかぽかする)


 千鶴は、自分の体の変調に気づいた。

 男たちの土下座姿、

 とくに町田が体を震わせながら土下座している姿を見ると、下半身がうずいた。

 子宮の奥がきゅんとなって、いてもたってもいられない感じにおそわれる。

 なんなのこれ、と千鶴は自分の体を押さえるようにした。

 しかし、震えは一向におとろえない。

 それどころか、町田を見ているだけでさらに疼いた。

 もっともっと、町田くんを虐めたい。


「それじゃあ、次だね」


 千鶴は町田にむかって声をかけた。

 顔を赤らめ、恍惚とした表情の中に嗜虐性を交えた彼女は、無慈悲に言った。


「町田くんには、もっと罰を与えなきゃね」

「な、なんで・・・・・・」

「だって、町田くんがいいだしっぺなんだしさ。わたしたちのことバカにしたようなところがあったし。うん、どうでもいいや。とにかくもっとだよ!」


 うれしそうに笑う千鶴を見て、町田は絶望にかられた。


 ・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・


「先輩、もう少し丁寧にやってもらえませんか?」


 頭上からの声に、町田はビクっと震えた。

 地面に膝まづき、少女の足下で奉仕している町田。

 それを、年下の後輩、女子ソフト部員が侮蔑の表情で見下ろしている。

 町田は今、少女たちの靴を磨いている最中だった。

 さきほどまでと変わらず、野球部員は正座のまま、女子ソフト部員はそれを見下ろしている格好だ。

 そんな中で、町田は一列に並んだ少女たちの前にひざまづき、彼女たちの靴を磨いていた。

 靴を磨くのに使われるのは、野球部員たちのユニフォームだった。

 男たちはみんな上着をはぎとられて、アンダーシャツ姿で正座している。

 その姿は鎧をはぎとられた落ち武者のようで、みすぼらしかった。

 町田は屈辱に顔を歪ませながら少女の靴を磨き続けた。

 長身の美しい少女の前に、ひざまづいているだけでも屈辱的なのに、さらにその靴を磨くなんてどうにかなってしまいそうだった。

 頭上を見上げれば、そこには女子部員の蔑みの視線が待っている。

 まるでゴミでもみるかのような冷たい視線で、今、靴を磨かれている少女は町田のことを見下ろしていた。

 はやく終わりにしたい。

 しかし、それは叶わない。

 この靴磨きは、少女の許しがでるまで終われないのだ。

 少女が満足するまで、どんなに靴に汚れがなくなったとしても靴磨きを終えることはできない。

 今までも、まるで男をなぶるかのように長時間、町田に靴磨きを命じる女の子がいた。

 嘲笑と侮蔑を隠そうともせず、町田をバカにしたように蔑む年下の女の子たち。

 この前、ようやく中学校を卒業したばかりの少女たちに、手も足もでないまま野球で破れ、バカにされる屈辱。

 町田はどうにかなってしまいそうだった。


「はい、もういいですよ。先輩」


 バカにしたように「先輩」というところを強調して少女が言う。

 町田は黙って、次の少女の靴磨きにうつる。

 この繰り返し。

 長身の少女たちの靴を、ひたすら磨き続けなければならないのだ。

 残酷なまでに男をいじめる少女たち。

 しかし、その中には町田に対して同情を感じる優しい少女がいることも確かだった。


「先輩。ありがとうございました。顔をあげてください」


 優子という少女がその筆頭だった。

 彼女は町田が靴磨きを始めるや否や、

「もういいですよ」と優しく言い、町田を許したのだ。

 それでも、優子の優しさは、年上の男に向けられるたぐいのものではなかった。

 彼女はその後、町田の頭を慈愛をこめて撫でたのである。

 まるで、年下の弟を扱うような態度。

 なんの悪気もなく、よくできましたと男の頭を撫でる少女の姿。

 優子の優しさに、町田はそれまで以上に屈辱を感じたものだった。


「ほら、とっとと磨きなさいよ。負け犬くん?」


 それでも、大半の少女たちは町田をバカにしたように蔑んだ。

 その最たる人物が井上彩華である。

 彼女は何度も町田のことを嘲笑し、侮蔑の言葉を浴びせさせた。

 さらには一番長く靴磨きをさせ続けた。

 ユニフォームが真っ黒になるまで、彩華は町田に靴を磨かせ続けた。


「うん、とりあえず今日はこれでいいわ。ふふ、これからが楽しみね。理科室で言ったこと、わたしは本気だからね?」


 彩華の言葉に、これから自分はどうなってしまうのだろうと、町田は不安に感じた。

 そして、


「はい。最後はわたしだよ、町田くん」


 最後に、千鶴がニコニコ笑顔で町田を出迎えた。

 町田が、ひそかに恋心を向けている女の子。

 可愛くて、でも怪力で、自分のことを教育の名のもとに虐めてくる女の子。

 町田は千鶴の前にひざまづいた。

 黙って次の野球部員のユニフォームを掴もうとする。

 しかし、


「なにやってるの? わたしの靴は、町田くんのユニフォームで磨くんだよ」


 ビクっと町田はふるえた。

 捨てられた子犬みたいに町田はビクビクと千鶴を見上げた。

 そこには、さてこれからどう料理してやろうと、目を細めて考えている残酷な少女の表情があった。

 ビクっとさらに体がふるえる。

 しかし、町田は、その震えに恐怖以外のものがあることに気がつかなかった。


「えへへ、わたしが脱がしてあげるね」


 言うがはやしで、千鶴は町田のユニフォームを脱がしにかかる。

 ボタンをはずす気は最初からないようだった。

 彼女は町田の上着に手をかけると、力づくで、左右に引っ張ったのだ。

 ビリビリっと、ボタンがはじけ飛び、上着がはぎとられる。

 なんという怪力だろう。しかし、それで終わりではなかった。


「ふふっ、町田くんには、ほかのもいらないよね」

「な、やめ、」

「やめてあげな〜い♪」


 千鶴は町田のアンダーシャツも力づくで脱がした。

 それは、男が女の衣服をはぎとり今にもレイプに及ぶかのような力づくさだった。

 荒々しい手つきで町田のアンダーシャツを脱がしにかかる千鶴と、なんとか抵抗しようと体を暴れさせる町田。

 千鶴は「くす」と笑って、すぐさま町田のアンダーシャツもはぎ取ってしまった。

 上半身裸になる町田。

 その貧弱な体を見て、千鶴はもちろん、女子部員たちは嘲笑の声をあげた。


「あはは、ほそ〜い」

「あんだけしか筋肉がなくちゃ、パワーが足りないのもうなずけるわね」

「肩だってめちゃくちゃ弱かったもんね」


 長身の肩幅がある彼女たちに言われると屈辱もひとしおだった。

 そうなのだ。自分は女子ソフト部員たちに体格的に劣っている。

 それも、この前入学してきたばかりの新入生たちの体格に・・・・・・


「えへへ、町田くん、ぜんぜん筋肉ないじゃん」


 千鶴がうれしそうに言った。


「太股とかも細いしさ。今までどんな練習してきたの?」

「・・・・・・・・・・」

「ほら、二の腕とか、わたしのほうが筋肉あるんじゃない?」


 言うと、彼女は腕まくりをしてみせた。

 なんの変哲もない女の子らしい腕。

 しかし、千鶴が「えい」と力をこめると、そこには逞しい筋肉の筋が隆起した。


「ほらほら、ぜんぜんわたしのほう筋肉ついてるよ」


 近くにもっていき、町田の腕と比べる。

 その差は倍近くあり、少女たちの爆笑は頂点に達した。


「ふふっ、じゃあ磨いてもらおうかな。町田くんのユニフォームでね」

「・・・・・・・はい」


 町田は脱がされたユニフォームを手にとった。

 ずしりと重いユニフォーム。

 先輩から受け継ぎ、1年生の頃にはあこがれの的だった白い戦着。

 町田は千鶴の足下にひざまずくと、そのユニフォームで靴を磨きだした。

 ゆっくりと、自分のユニフォームが汚れていくのが分かる。

 野球部の誇りが、少女の靴によってけがされていく。

 衆人看守の中、自分の好きな女の子の靴を磨かされているという屈辱。

 ふふっと、頭上から笑い声がした。


「うまいじゃん、町田くん」

「・・・・・・・・・・・」

「ふふ、ソフトも野球もへたくそな町田くんは、こうやってるのがお似合いだよね」

「・・・・・・・・・・・」

「そうだ! 町田くん、わたしの専属マネージャーにならない? わたしの靴とかグローブとか、毎日磨かせてあげるよ。わたしの命令には絶対服従。ふふ、嬉しいでしょ」


 千鶴が町田のことを言葉でいじめるたび、町田は涙を流していった。

 けっきょく、千鶴が町田を許したのは、千鶴のスパイクが新品同様にぴかぴかになってからだった。


「うん、ご苦労様、町田くん」


 再度、横一列に正座させた野球部員たちに向かって千鶴が言った。


「それじゃ、これからグランドはわたしたちが使うからね。かわいそうだから、週に1回だけここ使わせてあげるよ」

「・・・うう、ひっぐ・・・・・」

「ふふ、じゃあ、わたしたちは帰るから、後片づけはよろしくね? そうそう、グランド整備さぼったら・・・・」


 千鶴が先頭で正座している町田に近づくと、


 バッッチイイイイン!!!!


 見る者を震え上げさせるビンタをしてから続けた。


「こうだから、ね?」


 もはや野球部に反抗する気持ちはなかった。

 嘲笑の声をあげながら、女子部員が去っていく。

 侮蔑の視線を浮かべて、男たちを見下ろしていく。

 それを、男性部員は正座のまま見送るしかなかった。

 観客が大勢いる中での醜態に、これから彼らはどう言い訳していくのだろうか。


「ふふっ」


 千鶴はビンタによって地面に転がった町田に近づいた。

 町田は、泣きじゃくりながら地面に顔をおしつけて嗚咽をこらえていた。

 千鶴の足音に気づいても、逃げようとしない。


「町田くん」


 千鶴は、にんまりとした笑顔を浮かべた。

 興奮しているのだ。頬が薄く上気していた。


「これで分かったよね? 君は、ソフトでも野球でもわたしに勝てなかったんだよ」

「ひっぎ・・・・ううう・・・・」

「みじめだよねー。町田くんってば、わたしに勝てるものなんて、何もないんじゃない?」

「・・・・・ひい・・・・・ぐぐぐ」


 満面の笑み。

 千鶴は、自分を抑えきれなかった。

 気づくと、地面に横たわっている町田を踏みつけていた。

 ぐりぐりと、後頭部を踏みつけ、蹂躙する。

 町田がうめくたびに、千鶴は自分の下半身がキュンとなってしまうのを感じていた。


「あとで、今までの分の調教も残ってるからね」


 本当に楽しそうに、千鶴が言った。


「たああっぷり、虐めてあげる♪」



 第二部 完

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