乗馬地獄で虐めてあげる。

 彩華は言うと、町田の背後に回り込んだ。


「四つん這いになりなさい」

「ゆるしてええ、ゆるしてええ」

「は・や・く」

「ひいいいいい」


 町田の必死の命乞いもむなしく、彩華の命令は絶対だった。

 町田は命令どおり、膝立ちで四つん這いになった。


「よし」


 彩華は、大きく股を開くと、町田の背中をまたいで、町田の胴体を太股で挟み込んでしまった。

 町田の両サイドには、彩華の鍛え上げられた太股がある。

 胴体に食い込んだ魅力的な脚。

 その柔らかい筋肉の二本の脚に挟み込まれただけで、町田は身動きがとれなくなってしまった。


「ふふっ、あんたが馬で、私が騎手。わかった?」


 彩華が嗜虐に満ちた口調で言った。


「でも、これだけじゃないのよね。乗馬地獄っていうのは、馬が地面に脚を付けられなくなってからが始まりなの」


 いくわよ。

 言うと、彩華は両足に力をこめた。

 ボコっと、太股の筋肉が膨れ上がり、太さと強靱さを増した彩華の脚。

 当然、胴体を潰された町田は断末魔の悲鳴をあげた。


「ヒッギイっぎいいいい!!」

「まだ悲鳴出すには早いわよ。こうして、どんどん力をこめて、騎手が立ち上がっていくと」


 ギュウウウウウッ!!

 みちみちミチミチッ!!


「アッガアエエ!!」

「ちょっとづつ、馬の足が地面から離れていって・・・・・」


 ギュウウウウウウッッ!!

 ミチベギバギイイイッッ!!


「gギャアエエエア!!」

「はい、お馬さんの宙づりの完成でーす」


 町田の背中に座っていた彩華は、今では完全に立ち上がり、仁王立ちの格好となっていた。

 太股で挟み込んだ町田は、彩華が立ち上がるごとに宙づりにされたのだ。

 今では、町田は、彩華の太股に挟まれたまま、手足が地面につかず、宙づりにされてしまっていた。

 圧倒的な体格差、とくに脚の長さがなければできない芸当。

 ぼこっと膨れ上がった彩華の太股は、町田の胴体を上回るような太さとなっていた。

 そんな太股が二本、町田の胴体を完全にプレスしてしまっているのだ。

 身動きのとれない町田は、彼女の太股の中で宙づりにされて、じたばたと暴れるしかなかった。


「く、くるじいいい!! やめてえええ!」

「ふふっ、息、できないでしょ」


 彩華が、手を腰にあてて言った。

 彼女は、町田を太股で挟み込んで、ただ立っているだけのように見える。

 下着から延びる艶めかしい脚をさらし、モデルのように立っているだけのように。

 しかし、実体は、万力の力をこめて、町田の胴体を潰しているのだ。

 ぎチぎちいい!! と、肉と肉が潰しあう音が部室に響いている。

 彩華の太股は、ちょうど町田の肺のあたりをも圧迫している。

 だからこそ、町田は胴体をプレスされ、呼吸さえできなくなってしまっているのだった。

 そんな芸当を、彩華は余裕の表情で行っているのだ。

 ニヤニヤと笑いながら、彩華は続けた。


「宙づりにされたお馬さんは、めちゃくちゃに犯されちゃうの」


 彩華が町田の髪の毛を掴んだ。

 大きな手が、町田の髪の毛を乱暴に掴みあげ、そして、


「はいやー、しるばー♪」


 言うなり、彩華がぐいっと町田の髪の毛を引っ張った。

 町田は強制的に首を持ち上げられ、天井を見上げるほどに持ち上げられてしまう。

 さらに、彩華が荒々しく、腰を動かし始めた。

 前後、上下に、町田の体を乱暴に揺らす。

 パンッ! パンッ!

 ブルウン! ぶるうん!

 彩華の太股に拘束されている町田は、彼女の思うどおりに体を揺らされ、意識が遠のいてしまった。

 馬にまたがって疾走する女王。

 乗馬地獄の始まりだった。


「ほらほら、もっと早く走らせあげる」

「ひっぎゃああああ!!」


 彩華が手綱(町田の髪の毛)をさらにぐいっと持ち上げる。

 今では、町田の顔はそりかえり、背後の彩華の顔が見えるほどになっていた。

 胴体を締め付ける大蛇のような脚は相変わらず力をもったままだ。

 その状態で、彩華がそれまで以上に勢いよく、前後左右に腰を振った。


(く、くるじいいいいいッ! ひゃだああああ!!)


 町田は息ができていない。

 ギチギチと圧迫してくる彩華の太股プレスによって、息はできない。

 体には柔らかくも鋼鉄のように立ちはだかる彩華の太股があり、内蔵が全て口から出てくるのではないかと思うほどの激痛と苦しさがあった。

 自分の胴体ほどもある女子の太股にプレスされ、潰されてしまっている。

 肉厚の彩華の太股のせいで、自分の胴体は彩華の太股の間にすっぽりはまっているような格好だ。

 まるで、自分の体が彩華の太股に食べられてしまっている・・・・・捕食されてしまっているのではないかと思うほどの迫力。

 さらに、髪の毛を引っ張られることの激痛が町田の心を蝕んでいった。

 そんな状態で、男が女を後ろから犯すような激しさで、彩華が腰を動かしてくるのだ。

 町田の精神はとうに崩壊してしまっていた。


「キャハハっ! 受けるー!」

「逆レイプされちゃってるみたいかな」

「白目むいちゃって、恥ずかしくないんですかー」

「情けないマゾ豚にはお似合いね」


 口々に言い合い、嘲笑する女子部員たち。

 優子はそんな中で、おどおどとして、「やめてあげなよー」と力なく立ち尽くすだけだった。


「はい、休憩」


 彩華が町田の髪の毛をはなして言った。

 さらに、脚の締め付けを少しだけ緩めてやる。

 町田が息をすることができる程度、少しだけ力を緩める。

 しかし、胴体をぎっしりと締め付け、太股の間で挟み込み、宙づりにするのはそのまま。

 さきほどまでの激しい騎乗に、ぐったりとしてしまった町田。

 そんな力を失い、絞首台でブラブラと揺れるだけになってしまったような町田の体は、彩華の太股の中でがっちり拘束され、宙づりになったままだった。


「ふふっ、くるしいでしょ」


 彩華が手を腰にあて、余裕の表情で、自分の太股の間で宙づりにした男にむかって言った。


「ねえ、前にわたしがあんたに言ったこと、覚えてる?」

「ゆるしてええ、ゆるしてええ」

「奴隷にするって、そう言ったでしょ。わたしは本気だから」


 彩華は嗜虐の快楽にうっとりしながら言った。


「みーんな、例外なく、そうしてきたのよね。わたしが奴隷にするって決めた男は、全員奴隷にしてきた。年上だろうがなんだろうが。格闘技経験者だろうがなんだろうが。みんな、わたしに膝まづかせて、足を舐めさせて、玩具にしてきた」


 妖艶に笑いながら、


「あんたもそうしてあげる。男は女に勝てないってこと、心の底から思い知らせて、抵抗する気なんて起きるまでないほど、犯して、虐めて、服従させてあげるわよ」


 嬉しいでしょ? と言って、彩華が再開した。

 手綱を握った美しい女王が、貧弱な体格の駄馬にむかって激しく腰を打ち付け始める。


「ひいいいいいいい、やみゃええええ!!」

「さあってと、夜は長いんだし、まだまだこれからよ。言っておくけど、あんたに騎乗するのはわたしだけじゃないからね。1年生全員・・・・・・・まあ、優子以外の女の子が、あんたに騎乗して、ひいひい言わせる予定だから」

「やだあああああ!!」

「せいぜい、楽しませなさいよねっ」


 そこから先、彩華は楽しげに騎乗を楽しんだ。

 部室には、パンパンと腰を打ち付ける肉の殴打音と、男の悲鳴が響き続けた。


 *


 けっきょく、優子をのぞいた1年生女子部員の騎乗が終わったのは、3時間後のことだった。

 夜はすっかり深まったグラウンド。

 制服に着替え、帰り支度を整えた少女たちは、皆、靴を履いている最中だった。

 その様子からは、さきほどまで、男で騎乗して虐め抜いていたとは到底思えない。

 無邪気な、年相応な女子生徒のように見える。

 しかし、実体は、男を玩具にしてしまうほどの怪力をもった、サディストたちなのだ。


「それじゃあ、洗濯よろしくね」


 彩華が言った。


「さっきも言ったけど、わたしたちの体で欲情した罰として、これから夜は全裸で過ごしてもらうから。あんたの服は、全部、わたしたちで没収したからね」


 ふふっと笑って、


「1年部員全員で、あんたの衣服を分担して管理することにしたから。ちなみに、わたしはパンツ担当。ほかのみんなもそれぞれ、あんたの服を保管してるからね」


 くすくす笑い。


「朝、わたしたちが部室にきたら、ちゃんとおねだりするのよ。服を返してくださああいい、お願いしますううって。一人一人の許可を受けないと、それぞれ保管してる服はかえってこないからね。そしたら、昼間も全裸で過ごすことになるから」


 キャハハっと嘲笑が漏れる。

 少女たちが言った。


「ねえねえ、彩華ちゃん、もうこいつ聞こえてないんじゃないかな」

「そうですよー。あれだけわたしたちが指導してあげたんですもん。意識もないんじゃないですか」

「情けない」

「今も、白目むいてぶくぶく泡ふいてるしー。マジ受けるんですけど。これだから男子虐めはやめられないし」


 部室の中。

 全裸で大の字で倒れている男。

 彼の顔は涙と涎で汚れきっていた。

 白目をむき、さきほどから気色の悪い痙攣をビクンビクンと続けている。

 それがまるで陸にあがった魚のようで、それが少女たちの爆笑を誘った。


「ま、せいぜいがんばることね」


 彩華たちが部室の外に出ていく。

 言葉が、犯され、捨てられた男にむかって放たれた。


「千鶴先輩が帰ってくるまでに、立派な奴隷にしてあげるから」