夏の甲子園。

 全国各地から球児達が集い、優勝を目指して技を競い合う、真夏の中で行われるサヴァイバルゲーム。

 ここ甲子園球場には、観客の熱気と、終幕を間際にしていきり立つ選手達の怒号が飛び交っていた。


『さあ、9回裏、2アウト、バッター追い込まれました』


 実況のアナウンスが、現在の試合状況を端的に教える。

 崎玉高等学校 対 重松工業高等学校

 夏の甲子園、優勝候補の崎玉が、8対1と大量リードして迎えた9回裏。

 重松高校を2アウトに追い込んだ崎玉の選手達が、守備について、最後の仕上げをしようと意気込んでいた。

 大会屈指の本格派右腕のピッチャー、飯原直也が、バッターを2ストライクに追い込み、振りかぶる。

 流れるようなフォームとともに放たれたボールは、打者のバットにかすることも許さず、吸い込まれるようにしてキャッチャーのミットに収まった。

 観客席から、大歓声があがった。

 崎玉側のアルプス席では、生徒達が制服姿で、歓声をあげている。自分たちが勝利したことに、誰もが喜びの表情を浮かべていた。

 しかし、そんなお祝いムードの中で、面白くないような表情を浮かべながら、静かに野球部の面々を睨み付ける集団があった。

 その集団は、全員が女性で構成されており、周りの生徒とは異なった派手なコシュチュームに身を包んでいる。

 二の腕があらわになっており、短いミニスカートからは艶めかしい生脚がのぞく大胆なコスチューム。

 両手には、応援のためのボンボンを握りしめて、彼女達は、今まで一般生徒を先導するかのように応援を続けていた。

 崎玉のチアリーディング部。

 そこに所属する20人のチアリーダー達が、まるで何かに怒っているように、選手達を睨み付けていた。


「紗理恵先輩、とりあえず・・・・勝ちましたね?」


 そのチアリーダーの中で、一番身長の小さな女子生徒が、チアリーディング部のリーダーとおぼしき上級生に対して、言葉を向ける。

 しかし、一番背が低いといっても、その少女の身長は、一見しただけで170pは軽く越えているのが分かった。

 黒髪のショートカットで、つぶらな瞳をしたスレンダーな身体のその少女。

 少女のミニスカートから伸びる脚は相当に長く、美しい脚線美を惜しげもなく披露していた。

 そして彼女と同じように、他のチアリーディング部の少女達も、他の生徒と異なってかなりの高身長を誇っている。

 まるで、この集団はバレー部であると説明しても、まったく齟齬がないような大きな体の少女達。

 そんな美しい彼女達は、尚も、勝利して校歌を歌う野球部員に対して、怒りの表情を浮かべていた。


「そうね、絵美。とりあえず、勝ったわ」

「でも、あのレベルの相手に、これじゃあ・・・・」

「そうね・・・・」


 紗理恵は、180pを越す長身で仁王立ちのまま、腕組みをして野球部員たちを睨みつける。

 そして絶対零度の視線で、今夜宿舎で、不甲斐ない戦いをした野球部に対して行うことを、静かに告げた。


「いつものように、お仕置きが必要ね」


◆◆◆


「ひゃあああああ!! イカせてええええ!! もうイカせてください、絵美様ひゃああああ!!」


 いかつい無骨な男が、四つん這いになりながら悲鳴をあげている。

 それは、苦痛からではなく悦びゆえの悲鳴だった。崎玉高等学校の不動の4番バッターが、涙と涎を垂らしながら、処女のような悲鳴をあげ続けている。

 その悦びをつくっている要因・・・・

 それは、四つん這いになった男の肛門を犯している、チアリーディング部の三枝絵美だった。

 崎玉野球部の宿舎。

 畳で彩られたその大部屋で、丸裸にされた男が、チアリーディングのコスチュームに身を包んだ絵美に、後ろから肛門を、長い舌で犯し尽くされていた。


「・・・・健治先輩、いくら泣いたって無駄ですよ? これはお仕置きなんですから・・・・8回の裏に先輩がエラーしなければ、あれだけのピンチにはならなかったんです」


 言いながら絵美は、男の菊の門を、舌を突きだして激しく犯していく。

 ジュボ、ジュジュウっ、と、絵美の長い舌が男の肛門を突き入れ、その内部でヌメヌメと躍動させる。

 ヒクヒクと痙攣する、菊の門。

 体の内部から響いてくるその快感に、男は狂いそうになりながら、再度絶叫した。


「イカしてくださいいいぃぃっ!!ひひ開いちゃいますううう・・・・ウウ、ひゃあはああ・・・・!!」

「・・・・イカせるわけないでしょ、健治先輩。あ〜あ、まったく、崎玉の4番バッターが女の子みたいな悲鳴あげて・・・・それも下級生の後輩に肛門犯されてよがってるなんて・・・・恥ずかしくないんですか、先輩」

「そんなこと言っひゃへええ・・・・き、きもちいいい!! で、でもイケないよひょおうう・・・・!! イカしてくださひいいい!!」

「・・・・往生際が悪いですね・・・・じゃあ、これなんかどうですか?」


 言うと絵美は、長い舌の根本までを、男の肛門に完全に突き入れた。

 絵美の粘膜をもった舌が、男の肛門の中にすっぽりと収まった。そして絵美は、男が強制的によがることになるポイントーーーその周辺を、焦らすようにして舌を動かし始めた。

 前立腺の周辺ーーー直接にそのポイントを刺激するわけではないので、イクことはできない。

 しかし激しく・・・・しかも丁寧に前立腺の周りだけを刺激させられ、男は獣のような悲鳴をあげた。


「おおおおううぅぅぅ!! あ〜・・・あ〜〜〜・・・・ひゅうう・・・・あ〜・・・ぅぅぅうう」

「・・・・先輩、もう理性もなくなっちゃったんですか? でもまだですよ。もっともっと、狂っちゃうくらいに、快感責めしてあげます・・・・当然、絶対にイカせませんが」


 ジュブウウっ!! ジュジュジう゛うッ!!

 ジュブブブヴヴァじゅじゅジュジュジュッッ!!

 絵美の責めが激しさを増す。

 男の肛門に舌を突き入れたまま、男の体内で、舌を激しく蠢かせる。

 それはまるで、女の秘所を犯す男の牡槍のような激しさだった。男の処女を奪うかのように、絵美は長い舌で男を犯していく。

 長年、絵美はこの男の肛門を犯し尽くしてきており、どこをどうすれば一番の快感になるのか、どれくらいの快感を送れば男は射精してしまうのかを、完全に把握している。

 先輩であるところの男を、下級生である絵美は、放課後の教室で・・・・練習の終わった部室で・・・・はたまた女子トイレ、体育倉庫などなどで、お仕置きもしくはご褒美のために、目の前の男を犯してきた。

 そしてこれは、健治と絵美だけに留まらない。

 この2人の組だけではなく、他の野球部員達も、チアリーディングの少女達に飼われているのだった。

 げんに、絵美のいる畳の大部屋には、長身のチアリーディングの少女達が、野球部員達をあらゆる手を使って犯している光景が広がっている。



 ーーー絵美のように焦らし責めでお仕置きをしている者。

 こちらは、さきほどからディープキスしかしてなかった。野球部に対する、チアリーディング部によるお仕置きが始まってから30分。その間、捕食活動のような激しい接吻を少女は続けている。

 長身をいかして立ったまま、男の上から降り注ぐようにしてなされるディープキス。

 すでに男の頭はフニャフニャになって力が入らないらしく、少女に抱きかかえられながら、なすがままになっている。

 普段の調教であるならば、少女はさらに男のモノをイジって、何度も射精させてやるのだが、しかし今回はそれをしない。

 ただ男の唇を犯し、蹂躙し、自分の唾液を飲ませ続けるだけ。イキたくてもイケるはずがない・・・・しかし、唇と舌に伝わる快感は、狂うほどの快楽を男に与え続けている。

 男は少女に体を支えられながら、上から降り注ぐキスに、理性を犯されていく・・・・


 ーーーそのとなりには、襟首を掴み首を絞めながら、往復ビンタで野球部員にお仕置きをしている少女がいる。

 バチンバチン、と少女の腕がしなるたびに、男は悲鳴をあげながら悶絶する。

 その往復ビンタをしている少女は、チアリーディング部のなかでも最年少の1年生である。

 それにも関わらず、下級生であるその少女は、先輩である屈強な野球部員を、赤子の手を捻るようにして虐め続けていた。

 普段、無口な彼女は「・・・・・・」と無言のままで、無表情に往復ビンタを繰り出していく。

 その少女もまた180pを越える長身であり、男の襟首を掴んで持ち上げながら、男を宙に浮かした状況でビンタを繰り返す。

 ビンタされるごとに悲鳴をあげる男を、無表情に見つめながら、命乞いに耳をかすことなく、1年生の少女が3年生の野球部員をお仕置きしていく。


 ーーーさらには、顔面騎乗のまま、男に窒息の恐怖を教え込みながら、しかし気絶を許さずに、男の体が痙攣してくると優しく息を吸わせてやっている少女。

 ミニスカートから伸びる脚線美と、ムッチリとした桃尻が、男の顔面をすべて覆い尽くしている。

 男は当然のように暴れるのだが、しかし女にとってそんな力はまったく問題になっていない。少女は「・・・・くす」とばかりに忍び笑いを浮かべながら、男の顔面に騎乗する。

 そればかりか、暴れる男を桃尻と艶めかしい脚だけで封殺しながら、その少女は「ふあ〜」とばかりに大きく伸びをした。

 必死に抵抗を試みている男を尻目に、アクビをする少女。どこか楽しそうな微笑みを浮かべて、男の顔面を椅子代わりにし続ける。

 そして、痙攣を始めた男に気づくと、日頃の虐めで知っている男の限界スレスレまで苦しめてから、「はいボク〜、息吸いましょうね〜」と、まるで赤ん坊をあやす母親のような包容力で、男を一瞬だけ開放してやっている。

 開放してやり、必死になって息を吸う男の姿ーーーその涙と涎で汚れた醜い顔を観察すると、少女はやはり優しそうに笑って、再度男の顔面に騎乗した。

 そしてこれが終わることなく続いていく・・・・


 ーーーさらにそのとなりでは、腕組みの仁王立ちのままで、野球部員に土下座をさせ、脚の指を舐めさせている少女がいる。

 その土下座をしている男は、その少女と同級生である。

 同じクラスのとなりの席で、普段はきさくに冗談を言ったり、世間話をしたり、教科書などを貸し借りする仲のいい関係ーーーそれが、普段の2人の関係だった。

 しかし今の男の様子は、飼い主に躾けられる駄犬という感想しか抱かせない。

 ペロペロと必死に少女の脚の指を舐め、忠誠を誓う醜い雄犬。

 それをチアリーディング部の少女は、仁王立ちのまま、冷ややかな目線で見下ろし続けている。普段の活発そうな様子はナリを潜め、そこにはどこか女王様のように威圧感があった。

 結果をだせない男にはどこまでも辛辣。練習などでもミスがあるたびに調教される男は、今回も同じように同級生の少女にお仕置きを受け続ける。

 心底軽蔑しきっている瞳を浮かべる長身の少女は、自分の脚の指をペロペロと舐める男の姿を、冷ややかに見下ろす。

 まるでそれが当然なのだと言わんばかりに、土下座をさせて、自分の脚を舐めさせていく。

 そして仁王立ちのまま少女は、次はどのようにして男にお仕置きをしようかと脳裏で考えるのであった。


 ーーーその横には、チョークスリパーで男の首を絞めながら、男の体を宙に浮かせている少女がいる。

 190pを越えるであろうその少女に捉えられた野球部員は、鍛え上げられた体をしているというのに、手も足もでないまま、その少女になすがままにされている。

 チョークスリーパーで後ろから首を絞められ、白目を向きながら「ヒューヒュー」という力ない呼吸を必死にする野球部員。

 190pを越す長身のチアリーダーは、男を後ろから締め上げながら、その醜い相貌を楽しそうに覗き込みんで、男の首を絞め続けていた。



 総勢20名の野球部員たちが、チアリーディング部の少女たちに犯されていく。

 お仕置きのために、快感と苦痛によって、今日の不甲斐ない試合を叱咤していく少女たち。

 この異常な関係は、チア部の現キャプテン、紗理恵が一年生の頃に始まったものだった。

 昔から、野球部とチアリーディングは密接な関係にあった。

 公式戦のたびに、チアリーディング部は野球部の応援にかけつける。そのため、一見して関係の少ないように見える二つの部活は、他の部と比べて密接な関係にあるのである。

 そして2年前、紗理恵がまだ1年生の頃には、崎玉の野球部は、一回戦負けの常連で、実に不甲斐ないものだった。

 出ては負け。出ては負けの弱小チーム。

 そんな弱さにいらだちを覚えていたチア部の面々は、野球部に対して、自ら関わっていくことを選んだ。

 不甲斐ない練習をしている者に、お仕置きを与える・・・・

 そしてそのお仕置きを、チア部に入部してくる長身の女性達が、現実に実現させていった。

 普段の練習中でも、サボっていたり、集中できていなかったりすると、チアリーディング部の少女によるお仕置きがはじまる。

 長身の面々で形成されているチアリーディングの面々は、日頃鍛えている野球部員達を、力づくで犯していく。

 日が暮れ、誰もいなくなったグラウンドの真ん中で、野球部員を丸裸にして辱めたりと・・・・ありとあらゆる手を使って、チアリーディング部の少女達はお仕置きを実行してきた。

 それゆえ、野球部の面々は、日頃の練習すら手を抜くことができず、さらには試合では、もはや命がけで戦うことになる。

 その結果が、今の崎玉高等学校の強さだった。

 春夏連覇がかかったこの夏の甲子園。

 今日の試合 8対1 で勝利したといっても、その結果は不甲斐ないものがある。

 これくらいの相手ならばもっと点をとれていたであろうし、1点とれられたというのは論外だ。

 そう判断した少女たちは、野球部の宿舎において、野球部員に対してお仕置きを慣行しているのであった。

 畳の大部屋に、丸裸になった男たちの悲鳴がとどろく。

 応援の時のコスチュームのまま、チアリーディング部の面々が、屈強な男達をイジメぬいていた。


「絵美さまひゃああ!! 許してええええ!!」

「健治先輩、まだ喋れたんですか? じゃあ、もっと力こめてもいいですよね」

「いやああああ・・・むぐうふう!!」


 肛門を犯しつくし、徹底的に快感を与えてやった絵美は、次に肉体に対する苦痛を与えることにしていた。

 首4の字固め。

 男の首に、絵美の艶めかしい生脚が絡みついている。

 ミニスカートから伸びる脚線美が、男の頭部を潰しにかかっている。

 両脚のムッチリとした太ももで男の頭部ーーー頸動脈が絞められる。さらには折り曲げられた右脚のふくらはぎで、男の首の正面を締め上げて、まったく息ができなくさせていた。

 両腕を畳につけ、上半身を起こしながら、仰向けに寝ころばせている男の首を絞める。

 崎玉の4番バッター。怪力のホームランバッターと怖れられているその男を、絵美は事も無げに締め上げていく。

 絵美の両脚に包まれた男の顔は、チアノーゼのように赤くなっており、「まるでリンゴみたい・・・・」と絵美は場違いな感想を漏らした。

 絵美は、そんなだらしない先輩の顔を上からのぞき込み、尚もその美しい両脚に力をこめ続ける。


「ふにゅうううう・・・・カハア・・・ヒャぐぐグヴィぎいい!!」

「先輩、苦しいですか? それに、もう喋れなくなっちゃうんですね・・・・まったく、下級生の女の子に手も足もでないなんて、恥ずかしくないんですか?」

「ヒュグううギいぃぃい!! ゆギャぎぎいいい!!」

「・・・・そんなに暴れても無駄です。先輩が私に力で勝てないことくらい、今までその身体に嫌っていうほど思い知らしてきたでしょ? ほら、もう少しだけ力いれてみますよ?」


 言うなり絵美は、ぎゅうううう、と両脚で男の首を締め上げにかかる。

 ムッチリとした両脚に、男の顔のほとんどが包み込まれて、見えなくなってしまう。

 絵美の左太ももと右太ももが触れ合う。まったくの余裕の表情で、脚だけの力で男を蹂躙していく女子高生・・・・


「むぎゃギャひゃバばがあッッッ!! ひいぎぎいうううう゛ぁう゛ぁう゛ぁッッ!!」

「あははは、凄い悲鳴!! 苦しそうですね先輩・・・・でも貴方が悪いですからね? 8回の裏にエラーなんかして、4回のチャンスに打てなかった先輩が悪いんですから・・・・ほら、もっと虐めてあげます。ぎゅううう・・・・えへへ、ぎゅううう、ぎゅううう」

「ヒギイぎいいぃいぎゃ・・・・むひゃがあひいブブう゛ぁう゛うッッッ!!」


 絵美はまるで玩具で遊ぶかのように、「ぎゅううう」と自分で言いながら両脚に力をこめていく。

 その結果として、男は獣のような悲鳴をあげることとなり、バタバタと両脚をばたつかせて暴れた。

 しかし絵美にとって、その抵抗はまったく問題になっていない。

 首4の字固め。

 絵美は太ももで男の頭を潰しながら、「えへへへ」と可愛らしく笑い声をあげて、滑稽なほどに抵抗を試みるその男の様子を観察している。

 両手で畳に手をつき、上半身を起こす。そして自分の両脚の間で、涙と涎で汚らしく鬱血している男の顔を見下ろす。

 下級生の女子に、抵抗らしい抵抗もできない上級生の野球部員・・・・苦しみに悶える男は、心の中で、絶対に今度の試合ではミスをしてはいけないと、その身体に覚え込まされていく。

 男には言葉で言っても分からないのだから、その身体に教え込まなければならないーーーそのような方針でなされるお仕置きを、絵美は理想的なかたちでこなしていった。


「健治先輩、頑張ってくださいね〜、今日のA級戦犯は、健治先輩と、ピッチャーの飯原先輩なんですから・・・・」

「ーーーむぐうう!?」

「可哀想ですね? 紗理恵先輩が言うには、健治先輩と飯原先輩は、他の人達のお仕置きが終わってもず〜とお仕置きするんだそうです。明日は休みですから、今日は夜通し朝まで・・・・あ、その役目は私がやるそうなので、よろしくお願いしますね?」

「いやああああ・・・・むぐううう!!」

「はいはい、人が話している最中に暴れないでくださいね〜。あははは、先輩の顔、もう私の太ももで隠れちゃいましたね。もうちょっと潰れちゃうんじゃないですか? すごい、すご〜い」


 楽しそうに笑いながら、絵美はムッチリとした両脚を、限界ギリギリまでプルプルと震えるくらいに力を込める。

 女の子らしい柔らかそうな太ももが、男の頭部に食い込む。

 ぎゅうぎゅう、と男の頭部が絵美の両太ももに埋もれることになって、かろうじて男の鼻が絵美の股の間から出ているだけになった。

 両太ももが完全に密着するほどに、絵美は力を込める。途端、男の身体はビクっと痙攣を起こして、いきなり暴れる動きが力をなくした。


「飯原先輩は紗理恵先輩がお仕置きするそうなんで、私が先輩の担当です。えへへ、どうしようっかな〜、ベニバンでお尻の穴を犯して、顔面を踏みながら脚コキしてあげて・・・・あ、もちろんイカしませんからね? それから、後ろから手コキで焦らしまくってえ・・・・」

「あ・・・・ひゅ・・・んグ・・・・ビギ・・・・ひゃが・・・・」


 るんるん気分でこれからの予定をたてる絵美の股の間では、限界を迎えた男が悲鳴すらあげることを許されずに力ない言葉を漏らしていた。

 そんな男を無視する形で、両脚で男を締め上げながら、絵美は今夜のお仕置きのことを考え続ける・・・・


「先輩の身体を、ぎゅううう、って抱きしめて潰したり・・・・あ、久しぶりに顔面騎乗で2時間くらい虐めてあげますね? あとはチョークスリーパーで夜通し、気絶させて起こして気絶させて起こして気絶させてを繰り返して・・・・この前、一日かけて開発してあげた乳首を責めて焦らして・・・・」

「むぎゅう・・・・ふああ・・・・ピぎゃ・・ぎぎぃ」

「私の脚を強制的に舐めさせて・・・・ちょっとでも下手だったらお仕置きして・・・・先輩のこと丸裸にして首輪をつけて、夜のお散歩に外に出て・・・・あ!! それとあとは、先輩の身体を使って、チア部の一年生に男の子のお仕置きの仕方を教えてあげるのもいいかもしれない・・・・ふふふ、あ〜、楽しみだな〜」

「ひぎい・・・・ぐげ・・・・ブブうぎゃ・・・・」


 男の耳には、絵美の言葉は届いていない。今夜、自分がどのような目に合うかを教えられなかったというのは、この男にとって僥倖だったのだろう。

 鬱血した男の醜い相貌。

 悲鳴をだしたくとも、声帯にかかる圧力ゆえに、声さえださせてもらえない身体の制御権すら奪われた哀れな雄犬・・・・

 その男はさきほどから、下級生の太ももに挟まれて、ただこの苦しみから逃れたいとばかり考えていた。

 一つ下の学年の女子に、手も足もでない屈辱。

 それを感じながらも男は、自分のプライドを捨て、「どんなことでもしますからもう許して下さい」と、言葉にならない思いを、胸の中で思い続けている。

 しかし、その思いが絵美に届くはずがない・・・・


「じゃあ健治先輩、もうそろそろ、一回気絶しておきましょうね。大丈夫です。気絶といってもすぐに起こしてあげますから・・・・それで、もっともっと、いっぱい虐めてますからね?」


 男の悲鳴があがったような気がする。

 しかしそれは、絵美の行為によって強制的に途切れさせられた。

 絵美は、可愛らしい声色で「おやすみなさい、先輩」という前置きとともにーーー


「ーーーえい!!」


 かけ声とともに、絵美は両脚に力を込めた。

 ベギン!! という音が響き、それで男の動きが完全に止まった。

 後ろで、両手を畳につけながら、脚だけの力で男の意識を刈り取った絵美。

 ムッチリとした両脚が男の頭部を締め付け、今もビクン、ビクンと痙攣している男の身体を封殺している。

 絵美の太ももの間に、気絶した男の頭部が尚も捉えられている。それはまるで大蛇に絡まれた哀れな獲物のようであり、艶めかしい絵美の生脚は、恐ろしい凶器と化していた

 ビクン!! ビクン!! と痙攣する男の身体・・・・

 それをニコニコと見つめながら、絵美はこれから行うお仕置きをシュミレーションして、嬉しそうに笑っていた。


(完)